明治元年〜五年頃までの東京府による布達、決議、内訓、判決など、広い意味での法規性をもつ文書が、26のテーマに分けて編纂・収録されています。貸家経営等のために有利な屋敷を入手しようとする旧幕臣や、「事実ニ相違」する出願に手を焼く府吏など、史料からは維新期都市社会の実相が読み取れます。
維新期の都市史、社会史、政治史を研究する上で注目すべき史料です。
※現在刊行中
江戸幕府の役職に関する事項を網羅的に記した書で、当時元老院書記生であった萩野由之と増田于信によって編纂されました。およそ四年の歳月を経て、明治二十三年に一応の完成を見ましたが、長く名のみ知られ、その内容が明らかではありませんでした。
年代順に各役職の設置・改廃等を記し、「江戸時代役職年表」「江戸時代役職通史」などとも称されます。
本書の「江戸三十三観音ガイド」は正式には「昭和新撰江戸三十三観音霊場」といい、多くの人々が御利益を求めてお参りに訪れています。
三十三霊場(+番外)すべてが東京23区内にあり、江戸の歴史を感じながら気軽に観音さまの世界にふれることができます。
関東学院大学文学部比較文化学科・矢嶋研究室(日本文化史・思想史)所属の学生と大学院比較日本文化専攻の大学院生、そして教授の矢嶋先生の協力によって完成した、これまでの歴史本とはまた違ったティストの1冊です。研究者の立場から史実を検証し、専門な要素が含まれながらも一般向けに読みやすく構成されています。